メインのMacbookを64bit kernelで使い始めた
Snow leopardは全ての標準APが64bit対応して、ようやく64bitでうちのMacも使えるなと思っていたら、Macbookは64bitで起動しまへんとかいうAppleお得意のおあずけプレイが出た。
とはいえ結局単純な仕組みでガードしているだけで回避可能だったのでその手順。
システムファイルなどいじるので、当然自己責任というやつです。
また64bit kernelだと動かないアプリも存在しますので。
うちは、kensingtonのマウスドライバが動かなくなった。
まず、タイムマシンとかでシステムをバックアップしておくことをオススメします。
バックアップを取ったら、コンソールで、
# cp -p /System/Library/CoreServices/boot.efi ~/somedir/boot-64.efi
と、EFIをコピーします。
次に、コピーしたboot-64.efiをバイナリエディタで開いて編集します。
編集前に、Finderでboot-64.efiのプロパティを開いて、「ロック」を外します。
バイナリエディタは、0xEDとかHexEditがよいかと。
編集は、boot-64.efiのアドレス「0x266e8」を「0x04」に変更します。
次に編集したものを元のディレクトリにコピー。
オリジナルのboot.efiを上書きしないように。
# sudo cp -p ~/somedir/boot-64.efi /System/Library/CoreServices/
次に起動時に読むEFIファイルを編集したファイルに変更します。
# sudo chflags uchg boot-64.efi
# sudo bless --folder /System/Library/CoreServices --file /System/Library/CoreServices/boot-64.efi
これで一応起動可能にはなっているはずなので、Mac起動時に6と4を同時押ししながら起動すれば64bit kernelで起動するはずです。
永続的に64bitで起動するのであれば、32- or 64-bit Kernel Startup Mode Selector を使って「start in 64bit mode」を選択すれば必要なシステムファイルを勝手に書き変えて64bit kernelモードで自動起動するようにしてくれます。
64bit切り変え直後の最初の起動が妙に長かった気がするので、なかなか起動しなくても我慢強く待った方がいい。
さすがに10分とか固まっていたらおかしいけど。
64bit kernelで起動したかは、Macのシステムプロファイラのソフトウェアの項で「64ビットカーネルと拡張機能」が「はい」になっていたら成功です。
これで速くなったかというと正直よくわかりません。
でも、PhotoshopとかCS系アプリは多少よくなった気がします。