Android Bazaar and Conference 2011 Winter に行ってきた


ここのところ、技術コミュニティ系のイベント行けていなかったので、今年はもっと参加しようということで、手始めに Android コミュニティのイベント ABC2011W に行ってきました。
寝坊したので、昼からになりましたが。
Bazaar の雰囲気がまんまコミケのようなノリで、なかなか楽しい空間になっていました。
人多すぎなのもそのままなのはちょっとぐったりでしたけど。


聞いたセッションのオーバビューです。

聞くつもりではなかったのですが、次のセッション待ちで教室に居たら始まったので。w
Androidアプリコンテストの開催通知でした。
昨年の入賞者を見ると企業作品が大半だったので、完成度重視な感じでした。
今回には間にあいそうにないけど、半年ペースぐらいで開催するようでしたので、次回あたり出してみたいですね。

Android、モバイルの拡大状況を示すデータをいろいろ出してました。
スマホが急拡大していることは、もう疑いようがなく、その勢いは予想以上。
Androidは、まだ市場が形成されていないから、爆発する余地がまだまだある。
全くそのとおりと思っているので、自分も最近はAndroidにリソースを絞ってます。
問題は、やっぱりマーケットを放逐している Google なんだよなあ。
アプリを探して、アップデートなどのメンテするのに、マーケット毎にアプリ起動して、とかユーザ体験的にありえないよ。
Google は、自前マーケット今後もやる気ないのであれば、せめてアカウント管理と同様のマーケットの集中管理の仕組みを用意すべき。

DeNAのモバイル戦略的な話が大半で、後半 ngCore の話。
ngCore は友達から聞いてちょっと知ろうと思っていたんですが、今回の講演ではあまり技術的な話はなくちょっとガッカリ。
今後の改善点とか、機能追加の話が多かったかな。
ソーシャル系 API は、Open Social ベース。
JavaScript で書くというのがちょっとおもしろいなあ。
テストサーバも node.js だし、既存の JS フレームワークも使える。
マルチというのはしばらくモバイルやるうえで無視できないので、ちょっと調べてみようと思います。

  • 白石俊平 HTML5によるリッチクライアント開発手法についてあれこれ

すごい人でした。
Android とあまり関係ないけど、ホットですからね。
内容は、HTML5オーバービューという感じで、浅く広くという感じでした。
かなり大規模なWebアプリも書かれたそうなので、その辺のノウハウをもう少し聞きたかったです。
モジュラリティの欠如などを問題に上げられていましたが、CommonJSなどいくつかのソリューションも出てきてるので、HTML5の普及とともに今後急速に利便性が上がりそうです。
ECMAScriptは、仕様戦争を早い段階で整理して、すごくいい方向に向かっていますね。
HTML5も、一度全体を最低限理解する時間作らないとな。

はてなAndroid アプリ開発の中でのノウハウなど。
Intentシステムなどを見たときに受けた印象が、明らかに Web のアナロジだよねーだったけど、やっぱり cho45 さんもそう感じていたようで。
アプリ間でマッシュアップとかできるからね。
このシステムは、まだまだ進化させられると思ってるので、いろいろ hack してみたいところ。
端末屋とかプラットフォーム屋が取るべきポジションも、この Intent + Service だと思ってる。
今の Web を考えれば自明だけど。

  • Android2.3(Gingerbread)のAPI解説

Gingerbread 新機能オーバビュー。
地味だけど、NFC とか StrictMode とかは、地味の面白い。
機能面では、Honeycomb に大部分持ち越しな分、地味だけど割と基盤部分の改善が多くて、きっちり押さえておくのが吉。


今回は、企業セッションが多くビジネス的な話が多かったのは、ちょっと残念だけど、それだけ市場が立ち上がってきたということで、うれしいですね。