Macをメディアサーバ化するPlexのススメ

英語blogに以前書いたのですが、MacのFrontRowの強化版のようなアプリにPlexというものがあります。
iTunesのライブラリや、ディレクトリから音楽ファイルやらムービーファイルを検出してライブラリ化して見ることができます。
メニュー構成とかがとてもカッコよくて、それだけでも使いたくなります。
更に、プラグインを追加することによって、Youtubeなど、様々なネット動画サービスに接続できるようになり機能的にも FrontRow よりずっと優れています。
こんな感じでずらっと。

しばらく更新がなかったのですが、今年に入ってアップデートがあり少し問題があった品質面でもかなり安定してきました。
この間 MacbookPro を買って空いた Macbook を、メディアサーバとして再構築しDVI-HDMI変換ケーブルでTVに接続しています。
前からメディアサーバは立てていましたが、ずっと昔の Mac だったので、不安定でちょっと使いづらかったのですが、これでようやく安定しました。


オススメの使い方は、音楽はPlexが勝手に認識してくれるiTunesライブラリをそのまま使う、ムービーはディレクトリ指定してスキャナで取り込むパターンです。
自分は、ムービーもiTunesライブラリとして取り込んでいるので、iTunesライブラリとして認識してくれることを期待したのですが、どうもダメっぽいです。
ということで、ディレクトリ指定でiTunesライブラリのMoviesフォルダを取り込むのですが、単なるムービーとして取り込むとアニメのシリーズとか関係なくフラットにメニューに並ぶようになってしまいます。
丁度、FrontRowと同じ状態で、数が多いとちょっとサーチするのキツい。
それを回避しようと思うと、TV Showsとして取り込む手段があります。
TV Showsは、シリーズとかをメニューとして整理してくれて、階層的に作品を管理できるようになります。
ただ、Plex標準のTV Showsのスキャナだと、iTunesのムービーの設定のうち『ビデオ』に該当する番組情報とか埋めてないと認識してくれません。しかも、シーズン番号とかエピソード番号とか入れてないと無視されます。
自分は、そもそも番組情報を入れず、音楽ファイルと同様の情報しか入れていません。
iTunesのムービーの設定のうち『情報』に該当するやつですね。
これ。

これじゃそのまま使えねー、ということでスキャナを書きました。
ソースはこんな感じ。
これを、~/Library/Application Support/Plex Media Server/Scanners/Series/Simple Series Scanner.py に保存しておいてやると、Plex Media Server のツールである Plex Media Manager のライブラリ追加で Media scanner として Simple Series Scanner が使えるようになります。
こいつを選択して、Section type に、TV Shows、Primary metadata agent に Personal Media Shows あたりを選択しておいてやると、上で書いたiTunesのムービーの設定のうち『情報』を元に、アルバム情報とかからシリーズ構成を作成してくれるはずです。
また、エピソード番号にあたるトラック番号とかが入力されていなくても、適当な番号でごまかして取り込みます。


こんな感じで、アルバムで整理され、

ドリルダウンすると、ちゃんと同じアルバムのムービーが並びます。

ちょっと適当な整理だけど、自分には十分使いやすくなりました。


Plexは、マジオススメなんで、ぜひ使ってみて。